2006年02月21日

薄布

一歩進んで 後ろを振り返る 
君はまだ空を見てる

また一歩進んで 後ろを振り返る
君は一瞬だけボクを見た気がした

また一歩進んだところで振り返ったら
薄い布が風に靡いていた

閉じられたカーテン

薄いそれは ボクからは君が見えなくて
けれど君からはボクの姿がうっすら見えるような


お姫様
そのカーテンは 君のお手製?
それとも騎士達のお手製?


小さな箱庭の世界で
君は幼い王になる

民の居ない国で
君は君臨者になる

そのなんと哀しい事か

もう叫んでもきっと届かない


戦士と吟遊詩人の駒に意思がある事を
君は知らない
認めない

君にとってボクらはただの駒だったから

装飾品と一緒だったから


君を愛したのはボクの罪

けれどこの罪だけは

誰にも赦させはしない


この胸の痛みが君を愛した証

ボクの掌に残るのは

小さな空色の硝子玉
posted by 碧 at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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